ITエンジニアは将来性がないって本当?需要の高い分野について解説

この記事では、ITエンジニアの将来性について解説します。

デジタル化が進む現代において、ITエンジニアは欠かせない職種の一つです。

一方で、ITエンジニアの将来性について、気になっているという方もいるでしょう。

今回は、ITエンジニアの将来性にスポットを当てて、将来性についてやITエンジニアの中でも将来性の高い分野は何なのかなどを詳しく解説します。

目次

ITエンジニアの将来性は高い!

結論からお伝えすると、ITエンジニアは将来性の高い職種です。

今やほとんどの企業がIT技術を導入する時代であり、この傾向は今後も続いていくと予想されます。

また、IT業界は進化がめざましく、AIに代表される最先端の技術も各所で活用されてきています。

一昔前までITエンジニアといえば、IT関連企業で働くことが一般的な仕事と思われていました。

ですが、現在ではシステムを社内で開発するためにITエンジニアを募集している企業もあるほどで、多くの業界から重宝される存在といえるでしょう。

さらに、IT業界は慢性的な人材不足が続いていることもITエンジニアの将来性が高い理由の一つです。

各企業は優秀な人材を確保するために、高待遇の求人を用意していることもあります。

ITエンジニアとしてのスキルがあれば、今後も様々な企業で活躍できる可能性が広がります。

ITエンジニアの将来性がないといわれる理由は?

ITエンジニアは、需要が高く将来性が期待される職種でありながら、将来性がないという噂があるのはなぜでしょうか。

その理由として考えられる点は、2つあります。

  1. 体力的にきつく限界があると思われている
  2. AIの普及

❶ 体力的にきつく限界があると思われている

実際に納期に追われ、開発を完了させるために夜遅くまで残業を強いられていたというケースもありました。

若いうちは対応できていた残業も、年齢を重ねると難しくなるでしょう。

しかし、近年はいわゆるブラックな労働とされる状況を改善するために、働き方改革や技術革新による効率化が図られるようになりました。

テレワークやフリーランスなど、ITエンジニアの働き方そのものも多様化しています。

こうした現状を踏まえると体力的にきついという考え方は、古い考え方になりつつあります。

❷ AIの普及

実際、日常的に行うルーティンワークは、AIによる自動化が期待されています。

AIの技術は便利な一面もありますが、ITエンジニアの仕事を奪われるかもしれないという側面もあります。

しかし、IT業界は常に新たな技術や考え方が出てくる業界のため、高いスキルと専門性が欠かせません。

また、創造力も重要であることから、AIではまかないきれない仕事も多くあるといえます。

特に将来性のあるITエンジニアの分野

将来性の高いITエンジニアの分野とは何でしょうか?

IPA(情報処理推進機構)が行った「2021年度組込み/IoT産業の動向把握等に関する調査」によると、ITエンジニアの分野において、以下の6つが「普及期」、「発展期」、「安定期」にあることが分かりました。

普及期にあるもの

  • AI
  • ビッグデータ

発展期にあるもの

  • シミュレーション

安定期にあるもの

  • 設計
  • 要求定義

続いては上記の分野を踏まえて、おすすめの職種について紹介します。

参考:IPA(情報処理推進機構)「2021年度組込み/IoT産業の動向把握等に関する調査」

ネットワークエンジニア

ネットワークエンジニアは、クライアントの要望を踏まえてネットワーク設計から構築、運用、保守までを担う職種です。

企業内において、快適なネットワーク環境を保つために欠かせない存在といえます。

なお、IT業界が進化を続ける中、各企業が現状使っている古い基幹システムが問題となっています。

経済産業省の「DXレポート」では、2025年以降、企業の老朽化したシステムが起因となるシステム障害の多発が予想されており、保守運用におけるコスト高や維持・継承の難しさなどがリスクとして挙げられています。

いわゆる「2025年の崖」といわれる問題です。

このことから、多くのリスクを回避するためにDX推進に力を入れる企業が増加傾向にあります。

こういった背景もあり、ネットワークエンジニアは非常に需要が高い職種といえます。

なお、近年はオンプレミス型のシステムからクラウド型へと移行しつつあることを覚えておきましょう。

ネットワークエンジニアには、物理的な機器を使ったネットワーク構築だけでなく、クラウドに関する知識も求められます。

参考:経済産業省「D Xレポート ~IT システム『2025 年の崖』の克服と DX の本格的な展開~」

AIエンジニア

AI(人工知能)の開発やAIに蓄積されたデータの解析を手がけるのが、AIエンジニアです。

AIはこれからの私たちの暮らしがより豊かで便利になるために、欠かせないジャンルといえるでしょう。

2019年に経済産業省が発表した「IT人材供給に関する調査」では、AIエンジニアの需要が2030年の段階で約24万人になるとされています。

2018年は約4万人とされていたため、実に6倍近い大幅な増加です。

なおこれは日本だけで換算されたデータであり、世界規模で見ればさらに増えることが予想されます。

AIエンジニアの将来性は明るいといえる一方で、実は供給が追いついていないという現状があります。

その理由の1つとして技術的ハードルの高さが挙げられるでしょう。

AIの仕組みは複雑であり、エンジニア初心者には対応できない作業も少なくありません。

AIエンジニアを目指すのであれば、AIに関するプログラミングやデータ処理、法規などを学んでおくことが大切です。

参考:経済産業省「IT人材供給に関する調査」

クラウドエンジニア

クラウド環境上におけるインフラ設計・環境構築や保守・運用を手がけるのが、クラウドエンジニアです。

近年、様々な企業でサーバーをオンプレミス型からクラウド型に移行する動きが見られます。

従来のオンプレミス型は、導入や運用に多額のコストがかかるというデメリットがありました。

一方で、クラウド型はコスト削減が図れることや、保守・管理を外部に依頼できる点などがメリットです。

こういった背景から、クラウドエンジニアの需要は高いといえるでしょう。

これまでネットワークエンジニアとして働いてきた人材が、クラウドに関する知識やスキルを身につけて、クラウドエンジニアに転身するケースも少なくありません。

なお、クラウドエンジニアとして活躍するためには、AWS(Amazon Web Services)やGCP(Google Cloud Platform)といったパブリッククラウドの知識も必要です。

スキルを証明するために、認定資格を取得しておくのも良いでしょう。

Webエンジニア

近年、各企業が自社独自のWebサービスを開発するケースもあります。

スマートフォンが浸透する現代において、Webサービスの需要はさらに高まることが予想されます。

こうした状況に素早く対応するために、自社内でWebサービスを内製化することを目的として、Webエンジニアを募集するケースも少なくありません。

Webエンジニアは、Webサイトを構築する業務を担っています。

特にスマートフォンが普及している昨今では、従来のWebサイトをスマートフォン対応にすることが急務です。

Webエンジニアのスキルを持つ人材が企業内にいれば、速やかに対応できます。

なおWebエンジニアとして活躍し続けるためには、Webに関する最新の情報や知識のインプットは欠かせません。

具体的には、新しいプログラミング言語を習得しておくと、他のWebエンジニアとの差別化を図ることができます。

転職やキャリアアップでも役立つことが期待できるでしょう。

アプリケーションエンジニア

アプリケーション開発を手がける職種が、アプリケーションエンジニアです。

スマートフォンのアプリ開発だけでなく、組み込み系アプリケーションや業務系アプリケーションなどの開発も行います。

近年、スマートスピーカーやスマート家電に代表されるIoT(Internet of Things)の需要が高まっている他、DXによるビジネス改革も一層浸透することが予想されます。

こういった背景からも、アプリケーションエンジニアは将来性がある職種といえるでしょう。

一方で、これだけITに関する市場が拡大しているのにもかかわらず、アプリケーションエンジニアを含むエンジニア全体が人材不足です。

前述の「IT人材供給に関する調査」(経済産業省)によれば、2030年にはエンジニア全体で約45万人が不足するとされています。

今後はシステム開発だけでなく、アプリケーション開発に必要なプログラミング言語やスキルなどを身につけて、システムエンジニアからアプリケーションエンジニアに転身するケースも増えてくるでしょう。

参考:経済産業省「IT人材供給に関する調査」

需要の高いITエンジニアになる方法

必要とされるITエンジニアになる方法について、解説します。

ITエンジニアは、将来性がある職種なので、これからITエンジニアを目指すという方も多いでしょう。

重宝されるエンジニアになるためには、ポイントを押さえて行動することが大切です。

続いては、需要の高いエンジニアになるための方法を4つ紹介します。

新しい技術を取り入れること

進化し続けるIT業界では、いかに早く新しい技術や情報を手に入れるかが、ポイントとなります。

続々と実用化される新しい技術を身につけるためには、日々の勉強が欠かせません。

重宝されるエンジニアになるためにも、日頃から情報収集することを心がけましょう。

特に近年注目されているクラウドやAI、IoTなどは、未だ発展途上であり、これからさらなる成長が期待できるジャンルです。

すでに普及している現状を見ても、将来的な生活において欠かせない存在であり続けることが伺えます。

こうした動向を見逃さないようにして、しっかりとIT業界の流れについていくことが大切です。

コミュニケーション力を高めること

ITエンジニアの仕事は、チームや他部署と連携を取りながら作業をすることが多いです。

互いの進捗状況を把握しながら、万が一トラブルが発生した場合は、速やかに対応する必要があるといえます。

滞っている作業があれば、声をかけてサポートをすることが重要です。

高いコミュニケーション力があると、業務全体がスムーズに進むでしょう。

普段からチーム内や社内メンバーと積極的に交流を図り、良好な人間関係を築いておくことが重要といえます。

また、高いコミュニケーション力があると、大きなプロジェクトを動かす際の中心メンバーとして抜擢される可能性も高まります。

得意分野や強みを明確にすること

自分の得意分野や強みを知ることも大切なポイントの一つです。

ITエンジニアと一括りにしても、そのジャンルは多岐にわたります。

得意分野や強みが明確になると、活躍できるジャンルを見つけやすくなるでしょう。

なかなかイメージできない場合は、これまでに携わった業務を思い返してみることをおすすめします。

楽しくできた業務や、やりがいを感じたことがあればその部分をより専門的に深めていくことをおすすめします。

なお、これまで携わったことのない分野にチャレンジしたり、新たな技術を習得したりすることも大切という点は覚えておきましょう。

目標やキャリアプランをしっかり立てること

この先、ITエンジニアとしてさらに活躍するためには、目標やキャリアプランをしっかり立てることも重要です。

目標があいまいだと、必要なスキルや知識が明確にならず、モチベーションも上がりません。

具体的な目標があれば、日々の行動も大きく変わるでしょう。

キャリアプランを実現させるために、どういったスキルや知識を身につけるべきかがイメージしやすくなります。

ただし、ITエンジニアには様々なジャンルがあるため、しっかりと精査する必要がある点には注意が必要です。

現状では需要の高い分野であっても、数年後には需要がなくなるケースも考えられるでしょう。

ITエンジニアとして長く活躍したいのであれば、将来的な需要も踏まえてキャリアプランを立てることが大切です。

まとめ

ITエンジニアは、将来性の高い職業の一つです。

従来は体力的にきつい仕事とされていましたが、働き方も変わってきています。

また、AIが浸透しつつある昨今においても、ITエンジニアは重要な存在になっていくといえるでしょう。

多岐にわたるITエンジニアの分野の中から、自分の特性に見合った分野を選び、需要の高いエンジニアを目指してみてはいかがでしょうか。

そのためにも、しっかりと自分のキャリアプランを立てることが大切です。

エンジニアとして、転職してキャリアアップや年収アップを図りたいのであれば「TECHHUB」の人材紹介サービスの活用をおすすめします。

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