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仮想化ソフトウェアVirtualBoxにCentOS7.0をインストールする方法を紹介

皆さん、こんにちは。エンジニアのノヂです。
今回は、初心者の私でもできた「VirtualBox上にCentOS7.0をインストールする方法」を紹介させていただきます。
VirtualBox、CentOSともにオープンソース(無料)のソフトウェアであり、ITインフラエンジニアが働く現場でも広く利用されています。
自宅で環境を整えることができれば、LPICなどLinuxの勉強に活かすことができます。
手順は簡単なので、初めてインストールをされる方に参考にして頂けると幸いです。
まずは環境を準備しよう
何を始めるにも、まずは環境の準備が必要です。 以下を参考にし、準備を整えてください。
推奨環境
こちらが推奨環境です、参考にしてください。
パソコン
OS:Windows7、Windows8/8.1
メモリ:2GB以上
HDD:100GB以上
仮想環境
OS:CentOS7.0
メモリ:1,344MB(最低限1,024MB必要)以上
HDD:7.5G以上
手順に沿ってやってみよう
手順は大きく分けて、以下のステップです。
STEP 1:VirtualBoxのダウンロード・インストール
STEP 2:VirtualBox上に仮想マシンを作成
STEP 3:CentOS7.0のダウンロード・インストール・設定
STEP 1.VirtualBoxのダウンロード・インストール
それではまずVirtualBoxのダウンロードとインストールをしてみましょう。
①VirtualBoxのダウンロード
ORACLE社のWEBサイト(US)から自分のPCに合ったPlatformを見つけ、Fileの列からインストールファイルをダウンロードします(今回はWindows用のインストーラーをダウンロードします)。VirtualBoxのダウンロードページへicon-external-link
②VirtualBoxのインストール
⑴ダウンロードしたファイルを実行し、インストールファイルを開き、Setupを開始するために「Next」をクリックする。
⑵カスタム用の設定は行わず、そのまま「Next」をクリック
⑶ショートカットアイコンなどそのままの設定で「Next」をクリックします。
⑷一時的にネットワークが切断される旨の警告がでるので、そのまま「Yes」をクリックします。
⑸「Install」をクリックしてインストールを開始します。
⑹インストールが完了するまで数分待ちます。
⑺途中デバイスのインストールについて確認されますが、「インストール」をクリックします。
⑻VirtualBoxのインストールが完了した画面が出たら「Finish」をクリックします。
STEP 2.VirtualBox上に仮想マシンを作成
⑴VirtualBoxの操作ウィンドウを開き、新規を選択する。
⑵名前は好きなものを入力(今回はCentOS7.0と入力します。)タイプはLinux、バーションはRed Hat (64-bit)に変更し、「次へ」をクリックします。
⑶仮想メモリを1,024MB以上に変更し、「次へ」をクリックします。
⑷仮想ハードディスクを作成する(C)を選択し、「作成」をクリックします。
⑸ファイルタイプVDIを選択し、「次へ」をクリックします。
⑹仮想ハードディスクにあるストレージを可変サイズに変更、「次へ」を選択する。
⑺仮想ハードの容量7.5G以上(ここでは8Gにしておきます)に変更し、「作成を」クリックする。
⑻仮想マシン「Centos7.0」が作成されていること確認する。
⑼VirtualBoxの初期画面、右側ネットワークの項目をクリックする。ネットワークアダプターを有効化にチェックを入れ、割り当ての項目をブリッジアダプタに変更をし、「OK」をクリックする。
STEP 3.CentOS7.0のダウンロード・インストール・設定
それでは最後のStepです。CentOS7.0のダウンロードとインストール、設定をしていきましょう。
①CentOSのダウンロード
⑴まずはCentOSのWEBサイトを開きましょう。CentOSのダウンロードページ
⑵GET CentOS Now をクリックします。
⑶DVD ISOをクリックします。
⑷以下のインストールファイルをダウンロードします。
②CentOSのインストール
⑴ダウンロードしたCentOS7.0のファイルをセットします。右の項目のストレージ部分、コントロールIDEのIDEセカンダリマスターの「光学ドライブ」空 をクリックすると、「ディスクイメージを選択」の項目が表示されるので、ダウンロードし、たCentOS7.0のセットアップするためのISOファイルを選択します。
⑵CentOS7.0の起動を確認し、「Install CentOS 7」を選択し、Enterと入力します。
⑶インストール時の言語が選択出来るので日本語を選択し、「次へ」をクリックします。
⑷Ⅰ.「ソフトウェアを選択」をクリックします。
Ⅱ.ベース選択でGNOME Desktopを選択し、選択した環境のアドオンにGNOME アプリケーションにチェックをいれ、「完了」をクリックします(今回はGUIの設定をあらかじめ準備しておきます)。
⑸Ⅰ.「ネットワークとホスト」の項目をクリックします。
Ⅱ.任意のホスト名を入力します。
Ⅲ.Ethernetの接続をオンに切り替えます。
Ⅳ.設定をクリックします。
Ⅴ.IPv4のセッティングの項目を選択します。
Ⅵ.方式の項目を手動に切り替えます。
Ⅶ.アドレスの項目(IPアドレス、ゲートマスク、ゲートウェイ)に任意の設定を行います。
Ⅷ.DNSサーバーに任意の設定を行います。 Ⅸ.保存をクリックし、前項の画面に戻り、「完了」をクリックします。
⑹Ⅰ.「インストール先」の項目をクリックします。
Ⅱ.インストールするHDDを選択し、その他のストレージオプションのパーティション構成を「自動構成のパーティション構成」にチェックを入れ、「完了」をクリックします。
⑺設定が終わったらインストールの開始をクリックします。
⑻インストール中、ユーザーの設定が行えるので設定を行います。
Ⅰ.「rootパスワード」をクリックします。任意のパスワードを入力し、「完了」をクリックします。
Ⅱ.「ユーザーの作成」をクリックします。ユーザー名とパスワードに、任意の設定を行い「完了」をクリックします。
⑼インストールが完了した後、再起動をクリックします。
⑽ユーザーのサインイン画面が表示されるので、設定したパスワードを入力して、「サインイン」をクリックします。
⑾日本語を選択肢し、「次へ」をクリックします。
⑿入力ソースの選択画面が表示されるので、日本語を選択肢「次へ」をクリックします。
⒀オンラインアカウント画面が表示されますが、「次へ」クリックします(必要に応じて追加を行って下さい)。
⒁Start using CentOS Linuxをクリックします。 ⒂再起動を行い、正常に起動を確認が取ります。 以上でCentOS7.0の設定まで完了しました。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
手順に沿ってやれば、思ったよりも簡単にできます。
これからITインフラ業界で、特にサーバーエンジニアを目指す方は、勉強のツールとして自宅の端末に導入してみましょう。
